【ウクレレ日記】親子でウクレレを始めたい人の参考に… なるのか? (ウクレレ入門記 – その1)

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ウクレレを始めた親子の話

こんにちは、がくんちガクです。

今回ほとんど日記のような内容で恐縮ですが、親子でウクレレを始めたので、なるべく長続きさせようという覚悟の意味も込めてブログ記事にしました。【記事内に複数の広告を掲載しています】

私はスポーツ好きの娘に「スポーツと勉強の両方が大切だよ」と、いわゆる文武両道を刷り込んできたのですが、最近になってウクレレという楽器に興味を持ち始めた娘に、「スポーツと勉強と芸術の3本柱が大切なんだ」と言い始めたずるい大人です。自分の中にある芸術(音楽に限らずダンス・書道・絵画などのすべて)が達者な人達への憧れを子供に押し付けているわけですね。幸いなことに、娘もこの三本柱に賛同してくれています。

楽器には関心を持ってくれましたが、その関心を持続させるにはどうしたらよいかを考えるのが父親のミッションの一つになりました。今回はそんな親子ウクレレ珍道中の第一歩目を記録しておきたいと思います。

どうしてウクレレ?

ウクレレに目をつけたきっかけは、娘の通う小学校でした。4年生に進級した頃に娘が音楽の先生から聞いたのは、4年生から6年生にかけて各生徒が好きな楽器を選んで練習し、クラス内で発表するということでした。通常は各自のリコーダーや音楽室にある楽器を使って取り組むようですが、独自の楽器を持参しても良いということで、その時に親子の会話に登場したのがウクレレだったというわけです。単純に新たに取り組みやすそうで見た目も可愛いという理由です。

娘には保育園生の頃からピアノレッスンに通わせていましたが、本人は強い興味を示さず、発表会で「きらきら星」を弾いたのみでレッスンを退会しました。たしか小学校に上がるタイミングだったと思います。いわばこれが娘の人生初の挫折の経験で、「辞める」ということには難色を示したものの、一切練習しないのに続けてもらっても困りますよね。自宅には電子ピアノのみで、本気ピアノの購入前で助かったというのが父親の本音かも…? 月謝を払ってピアノに通わせていたのは妻だったので、ピアノをあきらめたことは妻にとってはさぞ残念な出来事だったと想像します。

話を小学校に戻すと、4年生になっての最初の音楽発表では(発表は年に数回あるらしい)、娘はリコーダーを演奏したようですが、ピアノ、バイオリン、アコースティックギターなど、それぞれの習い事を生かした演奏を披露した生徒達もいて、娘がうらやましそうにその様子を話してくれました。楽器店を見に行ったこともあったためか、この頃には娘の心はウクレレに確定していたようです。おそらくウクレレの見た目の可愛さが影響したのでしょう。バイオリンを習わせたかった妻はバイオリンスクールの情報を私に流してくるのですが、肝心の本人が興味を示さず、またしても妻の思いは儚く散ります。

ところでウクレレを始めることに対する娘のリクエストは私の想像を超えており、親子でレッスンに通うという条件を突き付けてきました。そこで私の出した交換条件は、夏休みの宿題をすべて終わらせた時点でやっとウクレレを購入しレッスンの受講を開めるというものでした。親子のレッスンは必要コストと見込んで一定期間付き合うことに。ちなみに私は35年近く前にベースを弾いていたのと、作曲の真似事にギターも触っていたので、ある程度のところまでは娘の成長にもついていけるだろうと、今のところは考えています(35年はかなり昔ですけどね)。

こうした背景で、ウクレレ購入に至る2カ月ほど前から情報収集に努め、親子で御茶ノ水の楽器店を何度も訪れては色々なウクレレを眺めて気持ちを温めていきました。娘は夏休み終了の10日ほど前になんとか宿題を完了し、なんとか夏休み中にウクレレの購入とレッスン受講開始の約束は果たされたというわけです。

ウクレレの購入

どんなウクレレを買うべきかというのは初心者の誰もが悩むことでしょう。私はインターネット等で情報を読みあさり、Youtubeの動画なども参考にして、ウクレレにはソプラノ、コンサート、テナーなどのサイズがあることや、材質などにより値段に雲泥の差があること、ペグ(弦を巻く部品)もギアペグというものを選ぶほうが良さそうなこと、低価格帯のウクレレは最低でも1万3千円以上のものを選ぶことなどを認識しました。娘がアワビ(アバロンシェル)の装飾が入ったウクレレを強く希望していたので、1万3千円ということはないだろうなとは漠然と考えていました。

再び御茶ノ水を訪れたこの日、4店舗ほどの楽器店を足早に回り、数万程度の低価格帯アバロンの装飾の入ったソプラノを探して回りました。ちなみに数万円が低価格帯なのかというと、本気でウクレレをされる方にとっては入門向けの低価格帯で、なんとなくバイオリンに似た価格水準という印象です。当初は1~2万円くらいなのかなと思っていたので、楽器というものはどうも感覚がおかしくなりますね。

そうして出会ったのがウクレレショップタンタンお茶の水店(👉リンクに置いてあったDCT(👉リンクというメーカーのものでした。店の奥には10万越えのウクレレばかりなので、店の入口付近に置いてある低価格帯のみの少ないチョイスではあったものの、娘がそれに目をつけるのに5分とかかりませんでした。見た目を気に入るというのは初心者には重要ですからね。

私はコンサートというサイズを考えていたのですが、あまりにゴツイ体格と過去にベースをやっていたということで店員の方からテナーというサイズをお勧めされまして、実際持った感じもしっくりきたのでそちらを購入しました。この日は2本で8万円くらいの散財です。

ウクレレショップタンタンのSNSに登場

その後、ウクレレ教室の無料体験に参加したのですが、私のテナーを見た先生が、「コンサートで良かったんじゃないですか」と言われたのと私自身のコレクター癖により、速攻でコンサートサイズを一本買い足しレッスン用にしました。教室には貸出のウクレレもありますよとのことでしたが、そこは中年の物欲が勝りましたね。

購入したのはUmaウクレレというメーカーのもので、トップ板にスプルース(マツ科の針葉樹)の単板を使用しつつ板の厚みも薄くしてあるようで、とても軽くて驚くほど響きます。気軽に使える宴会用(?)として良さそう。3万円弱という感じでした。

Uma Ukulele UK-06SC

早速、娘がウクレレ演奏に友達の歌を乗せて小学校で発表することになり、自由時間に友達と練習するために小学校にウクレレを置いておきたいと言い出したため、万が一他人が雑に扱っても許せそうなウクレレを買い足すことにしました(本番はDCTのウクレレを持って行くそうです)。キャンプ場で使ったり車の中に放置したりしても心が痛まず、父親の財布も傷まないレベルの商品を探したところ、島村楽器オリジナルのHanaleiが良さそうだと目をつけまして、島村楽器の店舗に見に行きました。

フレットの処理(バリのようなもの)が少しだけ気にはなりましたが、ちゃんとチューニングできるし「おもちゃ」としては十分だと思ったので購入しました。実際はおもちゃ以上に普通に使えます。ただし良い音かと言われると「安っぽい音」としかお答えできません。張ってあったナイロン弦も悪くはないものですが、ボディが鳴りにくい分、弦をフロロカーボンに変えて少し鳴りやすくしたところ、良い感じになりました。ペグの巻き取りも硬かったのですが、フロロカーボンにしたところかなり改善され、数日後に弦が安定した後はチューニングも合いやすくなりました。6,000円でこれなら良いでしょう。

フロロカーボン弦は子供のことを考えて柔らかいものをチョイスしてます。具体的にはKIWAYAのクリアフロロカーボンをDCTのウクレレに、ORCAS(オルカス)のブラックフロロカーボンのOS-LGT(ライト弦)をHanaleiに張りましたが、この二つの弦はほぼ同じ感覚で使えます。たまたま異なる製品を使いましたが、個人的には子供は視認性の高いKIWAYAの製品でいいんじゃないかと思っています。

やっぱり楽器を買うのって楽しいですね。娘が中学に進学する時にまだウクレレにはまっていたら、もっと本気のウクレレを入学祝いに贈ってあげようかなとか、自分自身も本気ウクレレが欲しいなとか、今後の散財計画に思いを馳せるのが最近の楽しみになっています。

お父さんはウクレレのために指を手術?

ウクレレを初めて1ヵ月半ほどで簡単な弾き語りを数曲覚え、2曲ほどのソロにも挑戦中の現在ですが、私には身体的な問題があり困りました。20年前の海外在住時代のストイックなゴルフが災いして重度の「ばね指」という腱鞘炎の上位互換のような症状に悩まされており、左手の中指と薬指が満足には動かせない状況だったのです。

過去の弦楽器経験からしても、この動きの悪さはよろしくありません。特に中指が深く曲がらないことでコードが変則的な押さえ方になってしまい、この先曲の難易度を上げていくには都合が悪いと判断しました。早速、指の専門医を訪ねてさっさと手術してくださいとお願いし、中指と薬指の2本の手術を予約。手のひらに局部麻酔を打つというのは、今まで打ったどの注射よりも酷く痛いものでしたが、歯を食いしばって耐える私の脳裏に、立派なウクレレプレーヤーになってやるという決意が0.1秒浮かんだとか浮かばないとか…。 20年も放置したばね指でしたが、手術は20分ほどであっけなく終わり、この記事を書いている今日現在も痛みに耐えてリハビリに励んでいます。万全ではないものの指の可動域は明らかに広がり、各コードが所定の指で押さえられるようになりましたよ

最後に

今回の的を得ない記事をここまで読んでいただいた方には感謝しつつ、今後もウクレレに関する記事を書いていけるよう精進していきたいと思います。

そういえば先日娘がこう言っていました。ピアノは右手と左手で何をやっているか分からなかったけど、ウクレレは自分のやっていることがよく分かるのだそうです。「ピアノは何をやっているか分からんかったんか~い!」と突っ込みたくもなりましたが、リビングの片隅で黙々とコード進行を確かめる娘の後ろ姿を見て、今のところ大いに満足しています。 So far, so good!

それではまたお会いしましょう

★がくんち – Gaku’s Base★

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