【登山】雨上がりの瑞牆山は湿った花崗岩にご用心

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娘と瑞垣山に登りました

こんにちは、がくんちガクです。

9歳の娘は岩をよじ登るような登山が好きで、そのうち瑞牆山に連れていってあげるよと約束したのは去年のこと。1年越しにようやく約束を果たすことができたが、降水確率は低いが雨予報という微妙な中での登山になってしった。ところどころで苦戦はしたものの、全体的にのんびりと登山を楽しむことができたので、その様子を記録しておきたい。【(注)本記事は一部の広告を掲載しています】

今回の動画はこちら⇩

瑞牆山

瑞牆山(みずがきやま)は奥秩父山塊の西端にある標高2,230mの山で、山全体が花崗岩(かこうがん(具体的には黒雲母の花崗岩らしい))に覆われていて、奇岩とも言える岩峰群がそびえ立つ様子が、多くの登山者を魅了する。

見た目はほぼ岩山ですね

「山梨県北杜市公式サイト」によると、「奥秩父山系の西側に位置する瑞牆山は、全山が花崗岩で形成された岩峰 …(中略)… 登山ルートは、「瑞牆山荘からのルート」と「みずがき山自然公園からのルート」の2種類があります。「瑞牆山荘からのルート」は、本格登山の入門的な山です。なだらかな坂や平坦な道を歩くと次第にキツい傾斜となり山を楽しむことができます。(以下省略)」ということで、今回は「瑞牆山荘からのルート」からのピストン山行とした。

瑞牆山荘ルートのコースタイム 【登り】約2時間50分   瑞牆山荘~(50分)冨士見平小屋~(120分)山頂
【下り】約2時間10分   山頂~(90分)冨士見平小屋~(40分)瑞牆山荘
登山口~山頂の標高差 720m

コースタイムは2時間50分とのことだが、いつもこれでもかというくらいに余計な休憩を挟む我々親子の場合、4時間近くはかかるはず。朝が激弱なロングスリーパー親子なので、のんびり8時過ぎくらいに出発して午後遅めに戻る結果となった(早起き得意な人はもっと早く出よう!)。

登山口から富士見平小屋まで

登山開始してしばらくは、なんら特筆することのない登山道を進む。しばらくは平らな道が続き、次第に尾根に上がる道の傾斜が強くなっていくが、少し急になったあたりは登山道が分かりにくく、先に進んだ娘が私の到着を待っていた。よく見てテープを確認しながら進めば問題ない。

しばらく進むと富士見平小屋や国立公園を示す看板があり、さらに進むと富士見平小屋のすぐ下にある水飲み場に到着する。

この水飲み場は環境省によって「平成の名水百選」(👉環境省のリンク)とやらに選ばれているようで、認定書が立ててあった。実際に飲んでみたところとても軟らかい水で、体にスッと吸い込まれるような味わい。娘はたいへん気にいったようで、「お母さんにも持って帰りたい」と言うので、下山時に空いた水筒で汲んでいく約束を交わした。

認定書(当たり前だけどおそらくコピー)

水飲み場からすぐ上に上がったところには富士見平小屋があり、この小屋を分岐点に、右手側に進めば金峰山方面、左手側に進めば瑞牆山へ向かう。山小屋で恒例の山バッジを購入したが、綺麗な色合いの手拭が目に入ると「欲しい」とせがむ娘。甘やかしてはいけないと思いながらも、動画を回している手前、「ダメ!」というやり取りをするよりも買った方が映りがいいという本能的な判断(?)が働き購入を許してしまった。色の重なりが多いためコストのかかった手拭なのは明白で、バッジ(500円)と合わせて3,000円の出費となってしまった。現金の持ち合わせがほとんど無かった私の財布には小銭しか残らない始末。

瑞垣山へは小屋の左手側の登山道を進む

富士見平小屋から桃太郎岩、そして大ヤスリ岩へ

富士見平小屋を左手側へ進むと、石がゴロゴロしたゆるやかな登りを経て急激に下降が始まる。一気に下った先には天鳥川の渡渉点があり、前日に降った雨で若干流れが強かったため、娘は少々怖い思いをしながら渡っていた。

天鳥川の渡渉点

渡渉点から先の軽い登りを進むと、目の前に真っ二つに割れた大きな岩が現れる、これが「桃太郎岩」。おそらく桃が割れて桃太郎が生まれたイメージで命名されたのだろうと容易に想像がつく。現代人は、鬼滅の刃の主人公「炭治郎」が修行で切ったというイメージを連想するようで、そんな写真を撮られているのを目にしたこともある。私の感想は、このクラック(岩の割れ目)は「たぶん登れるけど落ちたら止まらないから、体中が大根おろしになるなぁ」というもの。岩に到着すると、娘は楽しそうに割れ目の中に飛び込んでいった。

桃太郎岩

桃太郎岩の右手には長い階段があり、それを登るといよいよ急な登りが始まる。見た目も岩の露出が増えて、ここからが本番だというのが伝わってくる。難しくはないのだが湿った岩肌が滑りやすく、何カ所か緊張する場所があった。それでも岩をよじ登るのは楽しいようで、娘が機嫌を損ねるようなことはなかった。(登りの雰囲気を知りたい方は動画をご視聴いただければと思う。)

しばらく進むと大ヤスリ岩らしきものが霧の中に見えたのだが、はっきりとは見えないため距離感を掴みかねる。そのうち現れる岩のトンネルを抜けて少し進むと、目の前に大ヤスリ岩が現れた。かなり背の高い岩だが、カメラには霧のせいでぼんやりとしか写らなかった。この岩には間違いなくトラッド・クライミング(ボルトが打ってあるスポーツ・クライミングに対してボルトが無い状態)のルートがあると思うが、私は残念ながら登ったことがない。クライミングのルートをイメージしながらしばらく眺めていたが、現役を退いて久しい私には「怖っ…」というイメージしか湧かなかった。

霧の中に浮かぶ大ヤスリ岩のシルエット

大ヤスリ岩から少し進むと山頂まで10分という看板があり、淡々と前進して山頂に到着。山頂に到着してしばらくは雲に覆われていて全く景観が無かったが、しばらく休憩している間に晴れ間が見え、先ほどの大ヤスリ岩もくっきりと浮かびあがる。動画を撮影しながらの私達にはラッキーな晴れ間となってくれた。

眼下に突き出る大ヤスリ岩

下山

身長140㎝程度の9歳児を連れての下山は、父親にとっては相応の負担がある。登るのは問題ない場所でも、下るとなると落差が大き過ぎて一人で下りられない個所が多いため、険しい山であればあるほど下山時の補助役としての負荷が高くなる。瑞牆山もしかりで、いつもの「作業」を延々と繰り返し、肩と腰の疲れを感じながら急な斜面を下っていった。桃太郎岩あたりからは普通に歩けるようになる。

登りでも気になったのだが、岩という岩に多量の木の枝がつっかえ棒(?)のように立てかけてある。桃太郎岩にも無数に立てかけてあった。当然ながら「これは何だろう?」という話になり、娘も真似をしてつっかえ棒をしてみたくなる。下山後に早速ネット情報を探してみたのだが、どうやら意味は無いというのが最もらしい答えに思えた。つまり、誰かが冗談で「この岩を枝一本で支えてます」といった感じに見立てて始めたのがきっかけで、いつしか皆が真似をしてどんどん増えて行ったのではないかという話。これ以外にも神秘的な意味を見出そうとした意見もあったが、ピンとくる情報では無かった。

桃太郎岩に立てかけられた木の枝

真似をしてつっかえ棒をする娘 

富士見平小屋まで戻り、いつもの「やすまるだし👉リンク)を飲んでほっこりする。けっこう寒かったので、温かいだしが飲めるのはありがたい。

富士見平小屋で「やすまるだし」

そんなわけで、微妙な天候で訪れた瑞牆山登山は無事に終了。山バッジのコレクションも増えてご満悦の娘と、温泉を探しながらの帰路についたのでした。次はどこに行こうかなぁ

ガク

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