【登山】娘8歳と小雨の大山(丹沢)1月

親子で小雨の中で大山に登りました(1月)

こんにちは、がくんちガクです。

東京から近くてアクセスがしやすいといえば丹沢です。そこで今回は大山をピックアップしました。大山は初めてだったのだけれど、初心者向きとも書かれていて行きやすそうだし、たまたま空いた日曜日に子供(8歳)を連れて登るには良いかと思い、直前で計画確定しました。結果として、子供の足で登り4時間(ケーブルカーなし)と下り2時間(神社からケーブルカー利用)を冬の小雨の中で過ごすという、結構ハードな内容でした。

 

大山登山を計画

このところ塾や習い事で忙しい娘ですが、たまたま日曜が空いていることに直前で気が付きました。妻は別の用事があり「子守りを頼む」ということだったので、近場の山でも登ろうかという話になり、サクッと行ける山ということで、丹沢の大山が浮上したわけです。本当は雪山を探したのですが、前日の思い付きで足を延ばすにはちょっとハードルが高かったため、大山は手ごろで良いチョイスに思えました。

朝寝坊せずに大山のケーブルカー駅辺りにたどり着ければ、ケーブルカーを使わずに全部登り、寝坊したらケーブルカーで中腹(大山阿夫利神社)まで行き、そこから登頂という緩い計画です。

 

登山開始(女坂経由)

朝早くはないけれど、普通に到着できたので下から足で登ることにしました。私が準備をしながら何回か起こしても助手席で眠り呆けていた娘に、「一人で行くからお留守番頼む」と揺さぶりをかけて準備を急がせ、アタックを開始したのは9時半頃でした。

ケーブルカーへ続くレトロな雰囲気の「コマ参道」を進み、ケーブルカー駅の手前で登山道へと入っていきます。駅の手前の分岐を右に行けば険し目な男坂で、左に行けばやや温厚な女坂です。娘は男坂「険しい」と聞いて目を輝かせるのですが、女坂にはお寺があって面白そうだからと説得して女坂へと進みます。女坂を選ばせた本当の理由は、撮影スポットが多そうだったからでした。

お地蔵様が立ち並ぶ女坂を歩く間、少し先にある大山寺からの読教が山にこだまし続けていて、独特の雰囲気を作っていました。大山寺を超えたあたりからは小雨が降り始め、慌ててヤッケを着用。冬の雨で寒いのですが、そこまで気温が落ちていなかったのと、連続する階段で息が上がっていたので、たいした不快感もありませんでした。

ひたすら続く階段と、これまたひたすら繰り返される娘の「もう無理」という言葉にややうんざりしながら登っていくと、ようやく大山阿夫利神社に到着しました。

大山阿夫利神社(下社)から山頂の奥の院を目指す

神社に到着すると、娘は「おみくじやりたい!」と、いつもの明るい声に戻ってはしゃぎました。娘はおみくじのことをガシャポンか何かと勘違いしていて、一日に何度もやりたがります。今回は初めて見る雨傘型のおみくじに心奪われたようで、傘を開いたり畳んだりと、ずっと遊んでいました。

神社の奥に進むと、何やら玄関のような小さな門があり、その奥に恐ろしく急な石段が続いていました。最初はてっきり登山道と関係ないものと思ったのですが、周りを見渡してもこれが登山道へと続く道のようでした。登りながら再び娘が「もう無理」と、呪文を唱え始めまたため、山頂から下山したら「もう一度おみくじを引かせてあげる」という、謎の約束で娘を鼓舞して階段を上ります。

少しすると登山道らしい様相になってきました。雨で緩くなった泥が煩わしく、娘の「もう無理」という呪文に、「おえっ」という奇声が混じり始めます(踏んだ泥が不快だったことによる奇声のようです)。それでも、途中の看板に書かれていることを読んだり、持ってきたお湯で寒さをしのいだりと、気力を失わないように配慮しながら登り、ようやく山頂に着いたのは13時半頃。ゆっくり撮影したり休憩したりで4時間もかかってしまいました

 

山頂

山頂には大きなカップヌードル1個だけを持ってきており、それを二人で分けて食べようとするのですが、うっかりお箸を持ってくるのを忘れてしまいました。仕方がないのでちょうど良いくらいの木の枝を探してきて、ナイフで削ってお箸にして食べることにしました。

親切な方が割り箸を分けてくれようとされたのですが、すでにお箸が削りあがっていたのと、娘の社会勉強(というか野外学習)も兼ねて、お断りさせていただき(本当は欲しいと思ったのでが)、手作りお箸で食べることに。娘は都会っ子らしく野生のお箸に何度も躊躇するのですが、最後は観念して麺を口に運び、「食べちゃった」と恥じらいを見せていました。

 

下山

下山は登りとは異なるルート(見晴台方面からの下山)で大山阿夫利神社の下社へ戻ることにしました。最初の頃は歩きやすい整備された道に娘も大はしゃぎでしたが、途中からはサポートが必要な個所も出てくるようになり、少し緊張する場面もありました。見晴台の東屋で休憩を取りつつ、山頂から神社(下院)まで2時間弱ほどで到着し、時刻は午後3時半頃でした。

通常は午後17時頃が最終の下りケーブルカーですが、この日はイベントで19時頃まで運行するということだったので、ケーブルカーに乗る前にゆっくりすることに。昼食をまともに食べていなかったため、神社前の茶屋で改めて食事をとることにしました。娘はけっこうなエネルギーを消費していたようで、カレーライスをペロリと食べた後に、カレーうどんまで食べたいと騒ぎ(結果、カレーうどんを半分だけ食べて残りは父親が食べました)、その食欲に驚きました(さらに夕食には豚カツを所望する始末)。普段は小食なのですが、やはり寒さはエネルギーを削り取るようです。

娘は大山を大いに楽しんだようで、天気の良い日にもう一度登りたいとのことでした。楽しんでくれて何よりです。

 

次はどこへ行こうかな。

 

ガク

★がくんち – Gaku’s Base★

 


【ガジェット】ヘッドフォン(Marshall Major IV)を買ったら最高だった話

やっと見つけた好みのヘッドフォン (Marshall Major IV)

こんにちは、がくんちガクです。

Marshall Major iVは、日本では約2年前の2020年11月27日に発売されたモデルですが、今更ながら存在に気が付いて購入したら最高だったというお話です。この商品のレビューをしつつ、ヘッドフォンについて勝手に持論を展開します。

(ヘッドフォンは主に動画編集で使うため、この記事は「撮る-機材」のカテゴリーとします)

イヤフォンからヘッドフォンにシフト

私がヘッドフォンを使うシーンは、タブレットでの動画編集と、通勤中にスマホでつなぐAmazon Primeを聞く程度。使用率で言うと動画編集が7割程度といったところです。以前はイヤフォンを愛用していましたが、ここ最近で嗜好性が変わってきたようです。

今でも使っている唯一のイヤフォンは、5年ほど前の誕生日に妻からプレゼントしてもらったもの。Dr. DreがプロデュースするPowerbeats Proのワイヤレスイヤフォンですが、これはこれで最高の品質です。ただ、このところ耳にイヤフォンを入れるという行為になんとなく違和感を感じるようになってきました。もしかしたらコロナ禍でのオンライン会議利用率の上昇でヘッドセット慣れしたせいかもしれません。

 

ヘッドフォンに話を戻すと、有限な資金をどう使うかという点では、私の中のイヤフォンやヘッドフォンに対する優先度はかなり低めではあるのですが、それでもBoseのヘッドフォンを付けてさっそうと歩いている人を見ると、それだけで「すげ~っ」となったりもします。単にミーハーなのでしょうね。

 

Marshallのヘッドフォンに遭遇

朝方に駅を歩いていたら、Marshallのオンイヤータイプのヘッドフォンを付けて歩いている人を見かけました。(ヘッドフォンはオンイヤータイプとオーバーイヤータイプの2種類あって、耳に乗せるか耳を覆うのかの違いのことです。それぞれ一長一短あります。)

もちろんMarshallがヘッドフォンを展開しているのは前から知っていましたし、どうせ高いだろうくらいにしか思っていませんでした。この日はワイヤレスのヘッドフォンが色々と気になっている時期だったため、実際につけて歩いている人を見たことで、Marshallに対する好奇心が急上昇しました。

高校生の頃はバンドを組んで文化祭に出るなど、バンドマン気取りだった過去があり、Marshallのアンプ(楽器の音を出すスピーカー)というと高校生には手の出ないあこがれのブランドだったため、特別な感情もあります。何より見かけたヘッドフォンのクラシックな見た目が格好よすぎました。

 

所有しているヘッドフォン

私が今までヘッドフォンに求めていたのは、実用的である程度のクオリティのものという考え。壊れてもそんなにショックを受けない価格帯として、1万円強くらいなら許容できるかなという感じです。

最初にヘッドフォンに移行したのは、1年ほど前の海外滞在中にJBLJBL660NCを購入した時でした。JBL660NCは海外モデルのオンイヤータイプで、米国のAmazon.comで110ドルほどなので、今のレートで15,000円程度の製品です。

JBLのオンイヤータイプというと、日本では4000円~5000円程度のモデルのみが展開されていて、JBLのヘッドフォンというとチープな印象を受けてしまいます(作りは悪くないのですが)。私のヘッドフォンを見て、誰もノイズキャンセラーが付いた海外モデルとは誰も気付かないでしょうね。

「あのおじさんのヘッドフォンは安物だな」なんて思われやしないかと、自分勝手にマウンティングされた気になって、すばらしい商品なのに所有欲を全く満たせないどころか、若干マイナスという状況に陥っています。5000円と15,000円では「どんぐりの背比べ」だし、安いヘッドフォンなんて誰もチェックしていないのは分かっているのですが、この感覚はまさに資本社会の弊害ですね。

オンイヤーだからかもしれませんが、ノイズキャンセラーが強すぎずちょうど良い感じで、ノイズキャンセラーをかけている時は、そつなく鳴るバランスの良いヘッドフォンです。

 

そうこうしているうちに、オーバーイヤーのヘッドフォンが気になったので、評判の良いAnkerのSoundcore Life Q20+Amazonで購入しました。7,000円程度で購入できるモデルですが、機能が充実していて、アクティブノイズキャンセラーが付いているだけでなく、外音取込という便利なモードもあります。でも重くてかさばるので、最近は自宅で動画編集するときくらいしか使わなくなりました。

それと、どうやら私はオーバーイヤーが苦手なようで、どういうわけかオーバーイヤーでノイズキャンセラーをオンにすると、ちょっとクラっときて嫌だなと感じてしまいます。もしかしたら三半規管が混乱(?)でもするのでしょうか。ちなみにこのヘッドフォン、ロック演奏のような生楽器よりは電子音向きかもしれないなと日頃から感じています。

 

 

そしてMarshall Major IV購入

朝に歩いていて見かけたMarshallのヘッドフォンですが、日中の空き時間にちょこちょこと調べ、その日の夕方には買う気満々になっていました。安く売られているのを見てすぐに買おうかと迷ったのですが、偽物の流通もぼちぼちあるようなのと、今まで諸々の偽物を買ってしまったこともあったので、まずは実物を見てからにしようと考えました。

その日の仕事を早めに切り上げて都内の大型家電量販店に出向き、気になるモデルを物色。 15分ほど意味のない自問自答を繰り返した後、店頭販売価格の2万円ちょっとで購入して帰宅しました(販売当初より少し価格が上昇しているようです)。半分くらい貯まっていたポイント精算だったので若干気が楽だったし、対偽物と言う意味では安心ですからね。

  

Marshall Major IVを使ってみて

早速音楽を聞いて最初に感じたのは「パワフル」ということです。このヘッドフォンはバンド演奏に特に向いている印象でした。ベースとドラムががっちりと低音で支え、ボーカルは前に出て、ギターは前には出すぎない中くらいにいてキレキレに表現される。バンドメンバーの立ち位置が見えるような、奥行きのある音質だと思いました。最近多いシンセティックな電子音も綺麗に再現されますが、電子音が強い音楽だと、電子音自体が前に出てボーカルと同じ位置にいるような感じがしました。あくまでも個人的な意見です。「ロックの音がとにかくカッコいい!さすがマーシャル!」です。

(クラシックな外見)

 

ちなみにこのモデルはノイズキャンセラーありません。でもそれは全く問題になりませんでした。飛行機のゴーっと鳴り響く中で繊細なクラシック音楽を聴きたい人は、それこそBoseのノイズキャンセラーのタイプを買われたらいいと思いますが、ノイズキャンセラーが無くてもこのパワフルな音質だったら日常には十分です。

重量が軽いので側圧を強くする必要が無いらしく、耳あたりがとても良いです。コンパクトなのにイヤーパッドの具合のおかげか、オンイヤーのわりに遮音性も高い。ミーハーな私は、売場ではもちろんBoseやその他の高級ラインも耳に当てて試しているのですが、大きさや装着感が好みではありませんでした。

(とてもコンパクトです)

バッテリーの80時間再生は驚異的。わりと充電にマメな私は、15時間再生のヘッドフォンでもバッテリーを切らしたことが無いのに、80時間と言われると異次元すぎて意味が分かりません。

スイッチのオン/オフ音がギターを刻む音というのもマーシャルっぽくてお洒落です。スイッチはよくあるような長押しや連続押しに加えて、ジョイスティックのような横と縦の動かし方で早送りや音量などを操作するのも、耳周りのいくつものボタンを指で探らなくてよいので好感が持てます。

(角に見える金色のボタンをジョイスティックのように操作します)

 

番外編

ヘッドフォンと言えば、オンライン会議で普通に使えるヘッドセットの中では間違いなくJabraが最強だと思っています。聞きとりやすく、こちらの声も丁度良く拾ってくれます。長時間使用でも疲れにくいです。余談でしたね。

 

世の中のMarshall Major IVを買おうか迷ってみえる方が、偶然この記事を読んでもらえたらという、かなり確率の低いことを願いながら、つらつらと書かせていただきました。

 

また別の記事でお会いしましょう。

 

ガク

★がくんち – Gaku’s Base★

 

【登山】娘とスノーシュー持って入笠山へ

冬の入笠山へ向かう

こんにちは、がくんちガクです。

娘がNetflixで某登山系アニメを見ていて、スノーシューがやりたいと言い出しました。それくらいなら付き合ってもいいかと思ったので、スノーシューがレンタルできる、初心者向けの雪山入笠山(にゅうかさやま)」に行くことにしました。

入笠山はちょうど八ヶ岳の真正面(中央道を挟んだ対面)に位置していて、八ヶ岳の麓からは、冬の入笠山の玄関口とも言える、富士見パノラマリゾートというスキー場がよく見えます。このスキー場はゲレンデの形状がハート形を横向きにしたように見えることがシグネチャーになっているスキー場です。

 

用具のレンタル

朝早く家を出て、スキー場に着いたのはちょうど10時過ぎ頃。必要な着替えなど、登山準備をしてすぐにスキー/スノーボードレンタルの建物に向かいました。

娘は冬靴など持っていないので、スノーシュー/ストック/シューズの一式をレンタルするつもりでしたが、1日2,500円(子供料金)で借りられるので、悪くはないと思いました。

足のサイズがちょっと問題で、登山靴の形状のレンタル品は22.5cmからしかなく、それ以下はスノーボードブーツになるとのこと。娘の足は21.5㎝くらいだったので、22.5cmの登山靴は大きかったのですが、それでもスノーボードブーツよりも絶対に歩きやすい(何よりもスノーボードブーツだと持参したチェーンスパイクが付けられない)ということで、少し無理して22.5cmをチョイスしました。

ストックもあまり短くはならない2段式だったので、娘の身長(130㎝程度)だとちょっと長い。重いかもと思って自宅に置いてきた妻のダブルストックを持ってこればよかったと少しだけ後悔しました。

履き替えた靴を100円ロッカーに入れて、一通り準備が済んだところで出発です。

 

ゴンドラでアプローチ

ゲレンデの右端にあるゴンドラまで歩きます。娘は滑り降りてくるスキーヤーを眺めて、「いいなー。スキーしたいなー。」と、すでに集中力が切れている様子。「今月中にスキーには行こうね」と軽はずみな約束をして、ゴンドラの列に並びました。

ゴンドラには娘と二人だけで乗れたので快適でした。娘は途中で見かけたというハートが描かれたピンク色のゴンドラ(ゴンドラの番号を見る限り、全89台中1台だけハートのゴンドラがあるようです)を見つけてキャッキャと騒いでいました。

 

アタック前の最終準備

ゴンドラの山頂駅で、最終的な準備にかかります。ザックからチェーンスパイクを取り出して、小さいほうを娘のレンタルシューズに装着。

父親はスポルティバのネパールEVOという、気合入りすぎの冬靴(これしか持っていない)に、かつて剣岳の雪渓を渡るためだけに買ったアプローチシューズ用のチェーンスパイクを装着。脇に置いたザックには10年近く道具部屋で寝ていたMSRの、これまた気合の入ったスノーシューがくくりつけてあります。

通常は12本爪アイゼンと輪カンなので、今までスノーシューの登場シーンはほとんどありませんでした(山スキーで使った数回のみ)。 ネパールEVOにMSRのスノーシューで入笠山という時点で少し恥じらいを感じつつ、子供の引率だから許してというオーラを発しているつもりの「おとうさんマン」でした。

 

偶然の出会い(そしてスルー)

余談ですが、この時にすぐ隣で軽アイゼンを装着するなどの準備されていた親子(母と娘)が、実は私がインスタでフォローさせていただている方だったと、後で休憩している時にスマホを見て気付きました。話しかければよかったと後悔しても後のまつり。

この方はほとんどの場合、5歳のお嬢さんと二人で登られているようで、娘さんの主体性を尊重した山行をされているようです。行かれている場所も豊富で頻度も高く、いつも凄いなと思って眺めています。特に5歳のお嬢さんの主体性を尊重するのって、下手をすると不発弾を連発することに・・・これは母親特有の包容力なんでしょうか。私のように目的ありきだとそうはいきません。

最初にお二人が視界に入った時は、もしかしたらとは思ったのですが、実際にはお会いしたことも無い方で、半信半疑だったため素通でした。娘にインスタつながりの事実を話すと、「話しかけたい」と言ってずっと後方を気にしていましたが、結局は会えずじまい。

この方とは下山後にインスタでやり取りさせていただき、どうやら途中の山小屋で引き返されたようでした。いつかどこかの山でご一緒できることを願っています。

 

入笠山へアタック開始

準備も終わり、冬の「軽登山」には似合わない荷物を担いだおじさん一人と、頭の中でメルヘンがこだまする8歳女児のペアにて登山を開始します。

娘の歩きにひるむ父親

チェーンスパイクはアイゼンのように引っかからないので、歩きやすく疲れにくいのですが、それでも雪を踏みしめて歩くのは、それなりに足の筋肉へ負荷がかかります。私が雪の中をザックをしょって歩いたのは、確か5年前に行った北海道の雷電海岸でのラッセルが最後でした。ブランクもあってか「この程度の雪でも結構足にくるもんだな」と思いながら娘の後に続きました。

(5年前に行った雷電海岸の氷瀑。写真は友人がリード中のところ。)

背中の荷物とお腹の荷物(贅肉)のせいはありつつも、娘の歩くスピードについていくのが正直きついとも感じていました。もう数年以内に娘の運動能力は成人とさほど変わらなくなるのだろうなと、その成長を噛みしめながら娘の背中を見つめて歩き続けます

途中でどうしてもおやつを食べたくなった娘に付き合って休憩を取った以外は、さっさと山頂まで登りました。

山頂にて

山頂は360度見渡せるパノラマ状態で、八ヶ岳南アルプス中央アルプス北アルプスが見渡せます。この日は北アルプス方面だけガスがかかっていた以外は、綺麗に見ることができました。娘は山頂にあった展望図を見ながら、「これはなんて書いてあるの?じゃあこれは?」などと興味ありげな様子。

登山中もですが、山頂でも娘がまったくグローブを着用しようとしなかったので、高度が高い山だったら手袋を脱ぐだけで火傷のように痛くなることや、最悪の場合は凍傷で指を落とすことなど、ちょっと極端なホラー話を吹き込んでグローブを付けてもらいました。実際のところは霜焼けがせいぜいの状況でしたけどね。

結局、山頂エリアでは、動画制作用の素材をいくつか撮りながら10分ほど時間を使いましたが、風が冷たくて凍えてきたため、風よけができるところまで下山して昼食をとることにしました。

 

モノポールテントで昼食(娘だけ)

スノーシューとは別に、娘としていたもう一つの約束が、テントを立ててその中で食事をするということ。私の計画ではモノポールテントを立てて、その中をスコップで椅子とテーブルの形状を作って座位のスペースを確保することだったのですが、すっかりスコップを持ってくるのを忘れてしまいました(正直、この山でスコップ付けて歩いていたら、さらに恥ずかしかったとは思いますけど)。

仕方がないのでテントだけ立てるものの、雪上だと中心のポールが若干埋まるため、私には窮屈です。それで娘だけ中で食べてもらうことにしたのですが、それはそれで嬉しそうでした。

持ってきたお湯でインスタントのコーンポタージュを作り、あとは定番のチキンラーメンをコンロで湯沸かしして作ります。いつもチキンラーメンなので、他にも色々作れるんだよと話すと、娘は大いに驚いていました(そこに驚くか?)。娘に動画を自撮りさせたら、「お父さんは山でうどんパスタも作れるんだそうです」と話していたので、よほど驚いたのかな?

 

スノーシュー体験

山は雪も少なめで、入山者が多く踏み固められているうえ斜面も緩いため、チェーンスパイクだけで全く問題ありませんでしたスノーシューの出番が無いので、下山しながら、柔らかい雪を探して試してみようと話していたこともあって、昼食後はスノーシューを履くことにしました。

娘のスノーシューは簡単に装着できたのですが、私のスノーシューが古くて劣化が進んでいたため事件発生。装着のためにラバーバンドをぐっと引っ張ると「ブチッ」と音を立ててちぎれてしまったのです。それでも1本くらいなくても大丈夫だろうと思い、2本目を引っ張ると、また「ブチッ」という音を立ててちぎれるありさまです。

娘は横で見ながら「クスクス」と笑っていました。さすがに片足4本中2本も切れるとどうにもならず、私は諦めて娘だけが脇道の柔らかい雪を歩けるようなコース取りで進むことにしました。

娘はスノーシューで歩いている最中はとても楽しそうにしていましたが、15分ほどで満足したらしく、すぐにチェーンスパイクに履き替えることになりました。登山中に「背中のスノーシューが重い」と繰り返し文句を言っていたので、15分程度の余興という意味では効率悪い持ち物ですね。いつか、本当に気持ちのよいスノーシュー体験をさせてあげたいものです(私も未経験ですけど)。

 

帰路

下山して娘が借りたレンタル品を返却。温泉には寄らずにまっすぐ帰宅したおかげか、たいした渋滞には捕まらずに帰ることができました。

次は娘との約束を守ってスキー場かな? 

 

またお会いしましょう。

 

ガク

★がくんち - Gaku's Base★

 

 

【登山】小型犬と筑波山に登る(御幸ヶ原コース)

愛犬連れて家族や友人と筑波山に登りました

こんにちは、がくんちガクです。

紅葉の季節に愛犬と筑波山に登りました。愛犬にとっては初の登山です。

アタック開始から下山までの様子をレポートします。

 

山に犬を連れて行くのは

愛犬メープル(トイプードル2歳メス)の運動も兼ねてどこかの山に登ってみたいと思い、関東圏の犬が行っても不自然ではない山を探しました。我が家にとっては初の犬連れ登山です。ちなみに不自然ではないと書いたのは理由があって、登山の世界には、犬を山に入れてはいけないという考えの方も一定数存在するからです。

その理由には諸所あると思いますが、一番よく聞くのは、犬が山の生態系を壊すからというもの。私はこれについては大いに疑問で、人間が山に入るのが最も山の生態系を破壊しているのにといつも思います。マタギだって犬を連れて入るし、山に生息するオオカミはそもそもイヌ科です(日本にはもういませんけど)。

私が思うに、現代の山に犬を連れて入るべきでない理由は、犬がケガをしたり動けなくなったりするリスクをカバーできない人がいることや、山で出会う多くの登山客は、必ずしも犬が好きな人ばかりとは限らない(または苦手な人もいる)ため、マナーを守れない場合は入山すべきでないというものです。つまり、飼い主が責任ある行動を求められるということ。当たり前ですよね。

 

愛犬のための山を探す

前置きが長くなってしまいましたが、否定的な意見の存在も考えると、犬が多く入山している山だけにしようと思うのが飼い主の日本人的な心情でして、特に犬の多い御岳山(みたけやま)を最初に考えました。この山は、山頂にオオカミを奉る神社があるため、多くの犬連れが訪れます。

ところが今は紅葉シーズンで、御岳山は週末に行くと最悪の場合、駐車場までの一本道の渋滞で2時間待ちということにもなりかねないため、次に考えた候補が茨城県筑波山でした。

友人の老犬ミニチュア・ダックスフンド(13歳メス)のココアも連れて行く予定だったため、犬が乗車可能なケーブルカーやロープウェイのある山限定で探していたのもあり、しかも人間にとってもそこそこ楽しい登山(つまり少しくらいハードでないとつまらない)にしたいという欲もあったため、筑波山の御幸ヶ原(みゆきがはら)コースを選択しました。

 

登山開始

御幸ヶ原コースの登山口は、筑波山神社の脇からケーブルカーの山麓駅に向かう途中にあり、たくさんの鳥居が並んだ右への分岐を進みます。ここでケーブルカーに乗る組と登山道を歩く組の二手に分かれました。ダックスフンドのココアはケーブルカーで行き、山頂駅でメープルと待ち合わせです。

元気に歩き始めるメープルですが、登山などしたことがないので、登っていくものだということを理解していません。最初はどっちに向いて進むのか分からないという感じでした。登り始めるとプードルだけあって足が長いため、器用に段差を駆け上っていきます。序盤から中盤にかけては途中狭くなってすれ違いに気を付ける階段はありますが、小型犬も概ね軽快に登れます。

中盤から岩がゴロゴロして一歩ずつの段差が大きい場所が続くため、犬の通る場所をしっかりガイドしながらでないと、厳しい部分はあります。我が家の愛犬は、飛びついた岩に足を滑らして、転倒はしないものの、岩から滑り降りてしまったことが2回ほどありました。岩から滑ると尻尾を引っ込めて怖がった様子を見せます。

それでも別のルートをガイドしてあげると、果敢に再スタートを切る姿がけなげでした。どうしても無理そうだとか、これは危ないかもと思った箇所は、抱っこして気を付けながら運んであげましたが、そういう場所は4~5回程度だったと思います。

娘も中盤以降はわりとタフなコースだったことに対して満足そうに登っています。犬も子もいる状態で、何度か休憩をとりながら登ったため、山頂まで2時間強くらいかかったと思います。山頂駅までの長い木組みの階段を上ると、友人のダックスフンドが出迎えてくれました。

 

男体山

ケーブルカーの山頂駅エリアから、男体山の山頂までは約15分なので、友人もココアを連れて一緒に登りました。登山道はというと、男体山頂の直下までは木組みの階段が続き、それほど段差も強くないため13歳の老犬も歩くことができました。

でもそこはミニチュア・ダックスフンド。小さいうえに足が短い(かつ老犬で運動能力も落ちている)ため、トイプードルがひょいと登る段差が登れないこともありました。またそこが可愛いのですけど。最後にやや険しい岩場を抜けると山頂に到着。娘が山頂の神社でおみくじを引くのを待って、すぐに下山を開始しました。

  

 

ケーブルカーで下山

山頂から山頂駅エリアまで戻ったところで食事休憩を取りました。飛びついてきたココアにお団子にかじられるという事件はありましたが(さすがハンター犬の端くれ)、平和に時間が過ぎていきます(この部分の動画あり)。ところが、休憩が終わるころには天気が崩れて小雨が降り始めてしまったため、すぐにケーブルカー待ちの長蛇の列に並びました。

紅葉の季節だけに混雑しています。寒さに震えながら、ようやくケーブルカーに乗ると、8分程度ですぐに山麓駅に着きました。ちなみに犬は無料貸出のクレートに入れるのが条件で、手回り品としての料金(この時は200円)がかかります。

下山後は近場の温泉に直行し、軽い眠気と戦いながら帰路につきました。

 

また次の登山日記ででもお会いしましょう。

 

ガク

★がくんち - Gaku's Base★

【雑録】お賽銭用の5円玉を磨く

5円玉(五縁玉)を磨きました

こんにちは、がくんちガクです。

年末年始あたりは、何かと神社仏閣を訪れることが多くなる時期ですよね。今日は、お賽銭用に小銭を用意しようとしていた時に、錆びついた5円玉が出てきたので綺麗に磨きましたというお話です。

小学生がよくやる10円玉を綺麗にする実験ですが、大人になって真面目に銅貨を磨くために娘から教わるとは思いませんでした。

 

錆びついた5円玉を発見

小銭を探していたら、棚の片隅から錆び付いた5円玉が12枚が入った小さなビニール袋が出てきました。こうなった経緯には、なんとなく覚えがあります。たしか何か月も前に、お賽銭に5円玉をよく使うこともあるので、その時家にあった5円玉を1ヶ所に集めて洗ったまではよかったが、濡れたまま袋に戻して乾かすのを忘れたままになっていたものだったと記憶しています。

見つけたときの錆の付き具合に、いくら賽銭でも使うのが申し訳ないと思ったりしたのですが、試しに軽く酢に浸けてみたら、少しだけ汚れが落ちたようでした。

少しだけ酢につけた後の5円玉。少しマシにはなったものの、まだまだ錆びだらけ。

そういえば以前に、娘が通っていた学童保育で、10円玉を綺麗にする実験をやったと聞いていたのを思いだしました。そこで娘に何が一番綺麗になったのかと質問してみました。

娘曰く「マヨネーズ、レモネード、しょうゆ、ケチャップ、風船、のどれでも綺麗にできるけど、ケチャップが一番すごいよ!」とのこと。

ちなみに風船というのは、風船の中に10円玉を入れて少し膨らましたら、ぐるぐるとかき回すのだそうです。おそらくゴムの摩擦で綺麗になるということなのでしょう。錆までは落ちなそうですね。

 

ケチャップに浸す

というわけで、ケチャップを試すことにしました。軽く絡めておくだけでも良さそうですが、錆が強烈なのもあって、しっかりと浸るように、ラップで包むことにしました。

まさか当時小学1年生だった娘の実験を、いい歳したおじさんがワクワクしながら試すことになるとは、夢にも思いませんでした。

ケチャップに浸けた5円玉は、夕飯を食べてからテレビを見て軽く晩酌していた約2時間ほど放置してありました。その結果がこれです。

ジャジャーン


何枚かに錆は残ってますが、見違えるほどの輝きです。これならお正月の賽銭に使っても、ご利益はありそうです(?)。

 

どうしてケチャップで綺麗になるのか

10円玉の素材は青銅で、95%が銅(残り5%はスズや亜鉛など)、5円硬貨は黄銅で、銅が60~70%、亜鉛が30~40%ということで、銅が主成分となっています。そして銅はとても酸化しやすいです(つまり錆びやすい)。5円玉や10円玉が黒いのは、人の手に触れて酸化した状態ということのようです。

ケチャップによって綺麗になるのは、ケチャップに含まれる酸が銅貨の酸と結びついて、剥がれるといったイメージです(これは金属から酸素を切り離す「還元」という酸化とは反対の作用)。同じくケチャップに含まれる塩は、その反応を活発にするとのこと。ちなみに強い酸性は金属を溶かす作用もあると思うのですが、ケチャップに2時間浸けたくらいでは、目に見えて溶けるということはありませんでした(当たり前か)。

あまり酸に長くつけすぎて、逆にもっと黒くなることもあるようですが、この場合は重曹などでアルカリ性側に引き戻してあげると綺麗になるようです(やったことありませんが)。確か金属はアルカリ性に弱かった気がするので、この場合も軽く中性に引き戻すくらいのイメージだと思います。

 

そんなわけで、このピカピカになった5円玉をあちこちの賽銭箱に投げ入れたいと思います。

またお会いしましょう。

 

ガク

★がくんち - Gaku's Base★

 

 

 

【旅レポ - 京都 & 奈良 ②】奈良編

京都を発って奈良を訪問

こんにちは、がくんちガクです。

前回の①京都編では京都観光をレポートしましたが、今回は京都の宿泊先から移動して、奈良観光をレポートします。

youtu.be

 

京都から奈良へ移動

四条駅(烏丸線)から乗って1本で近鉄奈良駅に到着。朝ゆっくりしすぎたせいで、奈良に着いた時には11時頃。娘が四条駅のホームで缶入りコーンスープを飲んだ以外は、朝ごはんも食べていなかったので、奈良に到着早々、朝+昼でブランチとすることにしました。麺類が大好きな娘の意見を汲んで11時に店を開けたばかりののうどん屋さんに決定。

食後は、うどん屋さんの目の前にあったケーキ屋さんのマカロンを眺めつつ、、興福寺のある公園をまっすぐ春日大社に向かって進みます。この公園からすでに多くの鹿を見かけるので、娘のテンションが少し上がっているのですが、至るところに散らばった鹿の糞をぴょんぴょんと避けながら歩くので、さらに変なテンションになってキーキー騒いでいました。

 

春日大社

春日大社までのまっすぐに道にもたくさんの鹿がいて、鹿せんべいをやりたいという娘の思いが強くなっていきます。先に鹿せんべいをあげてしまうと、娘がその他のすべての興味を失って「帰りたい」とか「疲れた」と言い始めるので、親としては鹿せんべいはなるべく先送りしたいと思いながら歩いていました。

春日大社につくと、あちこち修理中で微妙な雰囲気だったため、さっさとお参りを済ませてすぐに東大寺を目指して歩き始めます。

 

東大寺

東大寺の参道周辺は人も鹿も多いのですが、せんべいを貰い過ぎているせいでやる気の無い鹿が多い印象でした。娘には「この辺りの鹿はお腹一杯だから、大仏を見たら静かなところを探そう」と説得しながら、なるべく鹿せんべいを先送りする作戦を継続していました。

大仏は相変わらず大きいのですが、私は大仏そのものよりも、その建物の大きさにいつも圧倒されます。残念だったのは、大仏の鼻の穴大の柱の穴をくぐる場所が、コロナの影響で封鎖されていたことです。

穴が閉じられています。)

娘がもう寺は嫌だとブーブー言い始めたので、今度こそ鹿せんべいを買いに向かいます。

 

鹿せんべい

そろそろ娘の機嫌がマックスで悪くなったところで、その時いた場所の近くで鹿せんべいを買い(10枚で200円)、現物を手にした娘のやる気が少し戻ったところで、もう少し歩いて人が少ないところに行こうと再度の説得。

歩いてはみるものの、相変わらずの人の多さが続いたため、結局、興福寺から春日大社に向かうまっすぐの参道まで戻ることにしました。

途中、お腹いっぱいの鹿たちを沢山見かけましたが、外国人観光客の悪ふざけ(?)なのか、鹿の寝そべっている周りに鹿せんべいを並べたり、頭の上に鹿せんべいを置いたりして記念撮影といった状況でした。

春日大社の参道まで戻ると、やはりこの場所の鹿はさっきまでの鹿よりは少しハングリーな様子。用意したせんべいは20枚。娘は律儀に鹿とのお辞儀を繰り返しながら、何度か指を噛まれて「痛っ」と繰り返しつつ、根気よくせんべいを与えていました。

鹿せんべいは15分程度で完食だったと思います。(この時の様子は編集してYouTubeに公開したらリンクを貼り付けておきます。)

鹿にせんべいをあげて娘は満足げです。途中のスターバックスで休憩して甘いもので体力を補充した後で駅に戻り、大阪へ帰りました。

 

大阪でお好み焼

大阪に戻り、夕飯にお好み焼き屋さんに立ち寄りましたが、やっぱり大阪のお好み焼きは美味しい

東京でも展開しているチェーン店なのに、味が全然違うといつも感じます。手際が違うのは一目瞭然ですが、他に何が違うのか・・・。 考えられるのは、キャベツの味と量や小麦粉の種類などですが、何が正解なのかは不明です。気分の問題もあるでしょうが、それだけではないはず。

 

それではまたお会いしましょう。

 

ガク

★がくんち - Gaku's Base★

youtu.be

【旅レポ - 京都 & 奈良 ①】京都編

家族で年明け直前に京都観光したのでレポートします

あけましておめでとうございます。がくんちがくです。

年末年始を過ごすために家族で大阪の知人宅に身を寄せています。

大阪の宿泊先から京都も奈良も電車で一時間程度という立地を利用し、京都一泊の翌日は奈良という計画を立てました。

娘は何度も京都と奈良には行っているようだったので、京都訪問時に恒例になっている伏見稲荷からスタートして、娘の行ったことがない三十三間堂金閣寺を選び、金閣寺に近いということで龍安寺を追加。その後は四条河原町周辺で食事をするという流れで、京都の一日を計画しました。

youtu.be

youtu.be/oiVlRrPwoN4

大阪に到着

先に妻と娘が大阪入していたので、私は遅れて大阪に到着。モノレールに乗るために、空港内のサインを探して歩くのですが、目に入ってくるモノレールのサインが、嘔吐しているロボットか、百歩譲ってあかんべーをしているロボットにしか見えない私の目は狂っているのか? モノレールに乗ってそんな思いをスマホで落書きしながら、大阪の滞在先に到着しました。

 

伏見稲荷大社

大阪を朝8時すぎに出発し、まずは伏見稲荷大社に直行最初にベビーカーに乗った娘を連れて年明けの初詣に来たときは、身動き一つとれないような大混雑でしたが、この日の参道は混雑はしているものの普通に歩けるレベル。諸外国からの観光客が3割程度いたような印象でした(本当はもっと少数で印象だけ強く残ってのかもしれませんが)。

有名な千本鳥居の道を進むのですが、人が多くてなかなか進みません。ある程度進んで看板の地図を見ると、まだ3分の1くらいしか進んでいない様子。これより進むと引き返すのが面倒なのと、他の予定もあったので、ここで分岐を下山する方向に進んで昼食を取ることにしました。

昼食には、にしん蕎麦いなり寿司を熱燗と一緒に味わいました。京都らしいいなり寿司の優しい味付けが美味しい。

 

三十三間堂

三十三間堂へは稲荷駅から1本で七条駅まで行けば、徒歩ですぐにアクセスできるのですが、間違えて東福寺駅で降りてしまったため、そこから三十三間堂まで15分ほど歩いて行きました。食後だったので15分というのは丁度良い運動です。

私は三十三間堂には何度か来たことがあり、最初は中学校の修学旅行でした。

京都というと、清水寺三十三間堂、二条城、金閣寺平等院あたりが修学旅行生のよく行く場所だと思いますが(勝手な思い込みかもしれませんけど)、確かにこれらはインパクトの強い場所ですよね。その中でも三十三間堂は不思議と好きだった場所です。私には別世界に来たような不思議なインパクトがありました。

お堂の中は撮影禁止なので、余計にじっくりこの目に焼き付けるように見ることができます。娘と面白おかしく会話しながら横長の建物を端から端まで歩いて行きます。廊下の冷え込みが冷たくて、終盤はとにかく足元が辛いという状態でしたが、数回来ているわりには楽しめました。娘も少なくとも工程の7割位は楽しそうに見てくれました。

 

金閣寺

時間が惜しいので、ぱっとタクシーに飛び乗り金閣寺へ。途中の渋滞もなく、約30分ほどで到着し、3,580円を支払って降車。大昔に来た時にはくすんだ金色のお寺でしたが、補修工事で金ピカのお寺になっては初めての訪問でした。

今の金閣寺は本当に金ピカですね。天気が良かったので、撮影する画像がすぐに白飛びしそうです。

流石に疲れてきたので休憩したいなと考えていたところに、金閣寺の敷地内にお抹茶をいだける茶屋がありました。娘も抹茶が飲みたいというので、親は本当に飲めるのか?と半信半疑ながらも娘の意思を尊重。素敵な和菓子と美味しいお茶をいただきました。娘も「苦っ」と繰り返しながらも完飲できました。和菓子がとても美味しかったそうです。

龍安寺

世界遺産金閣寺からほど近いところに、もう一つの世界遺産である龍安寺の石庭があります。歩いて20分前後の距離ですが、金閣寺へ向かうタクシーでのうたた寝と、茶屋での糖分摂取と休憩で全員の体力が回復していたので、歩いて龍安寺に向かいます。時間は15時半だったので、閉園する17時まではまだ余裕もあります。

時期は冬なので、石庭を眺める以外は、特にめぼしいものが見当たらず、とりあえず石庭を娘に見せたという親の勝手な満足感だけを得て、バスで京都市内(四条河原町付近)のホテルを目指しました。

四条河原町でディナー

市内を少し散策し、自宅用にお箸を購入したあとに、京都在住の友人と待ち合わせて夕食に出ようとするのですが、年末が近いためか空いているお店も減っているわりに人でも多く、なかなかお店が見つからない。気がついたらディナー難民にいました。それでも席が空いたら連絡くれるというお店を見つけてお願いし、周囲をうろついて時間を潰しました。1時間ほどで席が空いたのでようやく入店。京都らしい味付けの湯葉料理を色々といただきました。

食後は友人を見送り、ホテルに帰って持参したタブレットで家族でNetflixを見てから寝ました。ホテルの部屋の一角に家族が集まってタブレットを2時間近く眺めるという異様な景色かもしれませんが、結局、我が家はNetflixが一番見たい一家でした。

さて、明日は奈良に向かって移動です。

また次回の記事でお会いしましょう。

 

ガク

★がくんち - Gaku's Base★

youtu.be