【登山】娘8歳と小雨の大山(丹沢)1月

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親子で小雨の中で大山に登りました(1月)

こんにちは、がくんちガクです。

東京から近くてアクセスがしやすいといえば丹沢です。そこで今回は大山をピックアップしました。大山は初めてだったのだけれど、初心者向きとも書かれていて行きやすそうだし、たまたま空いた日曜日に子供(8歳)を連れて登るには良いかと思い、直前で計画確定しました。結果として、子供の足で登り4時間(ケーブルカーなし)と下り2時間(神社からケーブルカー利用)を冬の小雨の中で過ごすという、結構ハードな内容でした。

大山登山を計画

このところ塾や習い事で忙しい娘ですが、たまたま日曜が空いていることに直前で気が付きました。妻は別の用事があり「子守りを頼む」ということだったので、近場の山でも登ろうかという話になり、サクッと行ける山ということで、丹沢の大山が浮上したわけです。本当は雪山を探したのですが、前日の思い付きで足を延ばすにはちょっとハードルが高かったため、大山は手ごろで良いチョイスに思えました。

朝寝坊せずに大山のケーブルカー駅辺りにたどり着ければ、ケーブルカーを使わずに全部登り、寝坊したらケーブルカーで中腹(大山阿夫利神社)まで行き、そこから登頂という緩い計画です。

登山開始(女坂経由)

朝早くはないけれど、普通に到着できたので下から足で登ることにしました。私が準備をしながら何回か起こしても助手席で眠り呆けていた娘に、「一人で行くからお留守番頼む」と揺さぶりをかけて準備を急がせ、アタックを開始したのは9時半頃でした。

ケーブルカーへ続くレトロな雰囲気の「コマ参道」を進み、ケーブルカー駅の手前で登山道へと入っていきます。駅の手前の分岐を右に行けば険し目な男坂で、左に行けばやや温厚な女坂です。娘は男坂が「険しい」と聞いて目を輝かせるのですが、女坂にはお寺があって面白そうだからと説得して女坂へと進みます。女坂を選ばせた本当の理由は、撮影スポットが多そうだったからでした。

お地蔵様が立ち並ぶ女坂を歩く間、少し先にある大山寺からの読教が山にこだまし続けていて、独特の雰囲気を作っていました。大山寺を超えたあたりからは小雨が降り始め、慌ててヤッケを着用。冬の雨で寒いのですが、そこまで気温が落ちていなかったのと、連続する階段で息が上がっていたので、たいした不快感もありませんでした。

ひたすら続く階段と、これまたひたすら繰り返される娘の「もう無理」という言葉にややうんざりしながら登っていくと、ようやく大山阿夫利神社に到着しました。

大山阿夫利神社(下社)から山頂の奥の院を目指す

神社に到着すると、娘は「おみくじやりたい!」と、いつもの明るい声に戻ってはしゃぎました。娘はおみくじのことをガシャポンか何かと勘違いしていて、一日に何度もやりたがります。今回は初めて見る雨傘型のおみくじに心奪われたようで、傘を開いたり畳んだりと、ずっと遊んでいました。

神社の奥に進むと、何やら玄関のような小さな門があり、その奥に恐ろしく急な石段が続いていました。最初はてっきり登山道と関係ないものと思ったのですが、周りを見渡してもこれが登山道へと続く道のようでした。登りながら再び娘が「もう無理」と、呪文を唱え始めまたため、山頂から下山したら「もう一度おみくじを引かせてあげる」という、謎の約束で娘を鼓舞して階段を上ります。

少しすると登山道らしい様相になってきました。雨で緩くなった泥が煩わしく、娘の「もう無理」という呪文に、「おえっ」という奇声が混じり始めます(踏んだ泥が不快だったことによる奇声のようです)。それでも、途中の看板に書かれていることを読んだり、持ってきたお湯で寒さをしのいだりと、気力を失わないように配慮しながら登り、ようやく山頂に着いたのは13時半頃。ゆっくり撮影したり休憩したりで4時間もかかってしまいました

山頂

山頂には大きなカップヌードル1個だけを持ってきており、それを二人で分けて食べようとするのですが、うっかりお箸を持ってくるのを忘れてしまいました。仕方がないのでちょうど良いくらいの木の枝を探してきて、ナイフで削ってお箸にして食べることにしました。

親切な方が割り箸を分けてくれようとされたのですが、すでにお箸が削りあがっていたのと、娘の社会勉強(というか野外学習)も兼ねて、お断りさせていただき(本当は欲しいと思ったのでが)、手作りお箸で食べることに。娘は都会っ子らしく野生のお箸に何度も躊躇するのですが、最後は観念して麺を口に運び、「食べちゃった」と恥じらいを見せていました。

下山

下山は登りとは異なるルート(見晴台方面からの下山)で大山阿夫利神社の下社へ戻ることにしました。最初の頃は歩きやすい整備された道に娘も大はしゃぎでしたが、途中からはサポートが必要な個所も出てくるようになり、少し緊張する場面もありました。見晴台の東屋で休憩を取りつつ、山頂から神社(下院)まで2時間弱ほどで到着し、時刻は午後3時半頃でした。

通常は午後17時頃が最終の下りケーブルカーですが、この日はイベントで19時頃まで運行するということだったので、ケーブルカーに乗る前にゆっくりすることに。昼食をまともに食べていなかったため、神社前の茶屋で改めて食事をとることにしました。娘はけっこうなエネルギーを消費していたようで、カレーライスをペロリと食べた後に、カレーうどんまで食べたいと騒ぎ(結果、カレーうどんを半分だけ食べて残りは父親が食べました)、その食欲に驚きました(さらに夕食には豚カツを所望する始末)。普段は小食なのですが、やはり寒さはエネルギーを削り取るようです。

娘は大山を大いに楽しんだようで、天気の良い日にもう一度登りたいとのことでした。楽しんでくれて何よりです。

次はどこへ行こうかな。

ガク

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