登山中でもカメラスライダーで動画撮りたい
こんにちは、がくんちのガクです。
登山時の動画撮影の友として、小型の手動スライダーを購入しました。基本的にはマクロ撮影の向上を目指したものですが、ポートレートや風景の動画でも普通に使えそうです。購入した製品はYC Onion社から出ているChocolateという手動式スライダー(同社のラインナップには、同じChocolateの名前で自動式もあります)です。
この商品を紹介したからといって何も得しないのですが、新しいおもちゃにウキウキなので、勝手にお宝自慢させていただきます。
この記事用に動画を作って公開してあります↓
子供の目に映るものを撮るために
一般的に登山時の撮影に対するイメージは、開けた稜線から見る雄大な景色を撮る場面を連想されることが多いと思います。もちろん人それぞれなので、あくまでも一般的なイメージの話です。それに対し、子供の視野はずっと狭くて、稜線付近の景色に感動することもありますが、どちらかと言うと何気ない落ち葉や草花やキノコに興味を示すことのほうが多い印象です。
動画撮影が趣味の父親としては、そうやって子供が興味を示したものを、色あせない記憶として撮影してあげたいと考えるようになり、登山向きの軽量なマクロレンズを用意しました(とは言っても、この時期(冬)は子供の目に留まるような、近接撮影向きの被写体が少ないため、今後に備えてという状況です)。
一番撮影したいのはキノコ!
フィールドでのマクロ動画撮影に一味加えたい
マクロレンズで近接撮影を行ってみて素人なりに気づいたことは、マクロ動画はマクロ写真とは違った難しさがあるということです。
マクロ撮影で手振れは最悪だし、かといって三脚で静止し続けて撮っても、無風時には動きの無い無機質な映像になってしまいます。そこでもう一味加えたいというのが心情ですよね。
ビデオ用の油圧雲台でパンやチルトの動きを加えることも可能ですが、近接撮影時には動きが大雑把過ぎると感じるのと、ピント合わせの観点でも難しさがありそうです。そこで考えたのが、安価で実用性の高い(あくまでも登山の範疇で)カメラスライダーはないものかということです。
商品撮影などではスライダーがよく使われるようですが、スライダーは大掛かりな装置であることが多いため、登山という行為の中での利用は今まで思いつきませんでした。
登山となると「軽量コンパクト」は必須条件ですし、どの程度使い続けるか未知数であることから、なるべく「安価」なものがよくて選択肢が狭くなります。
電動スライダーだと高価で重いしモーター音もあるし、そもそも私の用途に電動のメリットがあまりなさそうです。登山用ザックにコンパクトに収めたいので、全長30㎝未満程度だとありがたいなどと考えながらネットで探していたら、YC OnionのChocolateに行き当たりました。
ミニスライダーを注文
登山での撮影は、なるべくシンプルで手軽にというのが基本ですから、スライダーのような機材は、すぐに使わなくなるんじゃないかという憶測もあり、できれば千円単位(1万円以下)の「お試し品」的なものを見つけたいと考えていました。
その価格帯で2種類ほど見つけたのですが、重すぎたり微妙に長かったりと、重さ・長さ・金額の三角関係に折り合いをつけるには、少しは金額を妥協するしかないという結論に至りました。
この結果の落としどころがYC Onion Chocolate(手動式)でした。ヨドバシカメラでも取り扱いがあって信頼できそうという感覚もありましたし。
たまたま立ち寄った都内のヨドバシカメラで聞いてみると、オンラインショップに記載されていた通り「お取り寄せ商品」とのこと。それならヨドバシエクスプレスで注文して届けてもらった方が楽なので、家で改めてネットサーフィンすることに。
検索エンジンで探すと、すぐにAli Expressが掲載する同製品が浮上しました。ヨドバシカメラでは19,800円(税込み)だったのに対し、Ali Expressでは送料無料の13,500円程度(数日後、同販売元からの販売価格が14,500円程度に変わっていたので、13,500円は割引セールかクーポン割引だったのだと思います)。同じくAli Expressに掲載されている他の販売元では約17,000円というのもありました。(2023年2月中旬の状況)。17,000円程度のものしかなかったら、ヨドバシエクスプレスでいいやってなったのでしょうが、13,500円だと中国からの配送も我慢して待とうかなという気になります。そんなわけでAli Expressでポチリました。【広告👇】
YCONION CHOCOLATE [ミニスライダー] CHOCOLATE 価格:19800円 |
製品概要
荷物が届くまでに約2週間かかりました。送付元は中国の深圳市になっており、予想通り箱は潰れていましたが、中国からの荷物にはよくあることなので、中身さえ大丈夫なら気にしません。説明書には日本語の記載もありました。
以下、製品の概要です。
- 仕舞寸が23cm程度で重さは591g
23㎝というのは登山ザックにすっぽり入るのでありがたい。若干重量がありますが、600ccのペットボトル1本だと思うと、「そんなものか」という感じ。
- 直接卓上に置いた場合の耐荷重が最大20㎏で、三脚に載せた場合は最大3㎏
私が登山時に使うカメラは、APS-C機に軽量の単焦点レンズがほとんどなので、最大荷重の3㎏は必要十分。
- 直接卓上に置いた状態で14㎝スライドし、三脚に載せた場合は28㎝スライド
山の中でスライダーを使うには必ず三脚に載せるので、28㎝のスライド域が使えて十分なスライド幅だと思いました。
ちなみに、この製品にはロック機構とスライド時の抵抗の強さ調整があるのですが、この調整ネジの効き方には癖があります(詳細は紹介動画をご覧ください)。
近々この「玉ねぎチョコレート」(強引に和訳すると微妙ですね)を持って、娘と撮影登山に出かけたいと思います。
またお会いしましょう。
ガク
★がくんち – Gaku’s Base★
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