ホームパーティーで作った料理のメニュー 2023年7月初旬
こんにちは、がくんちのガクです。
先日、今年に入って2回目のホームパーティーをしました。
前回は現役料理人の一家が遊びに来てくれましたが、今回はお仕事の関係者。大人5人と子供2人の、我が家を合わせると全部で9人という大所帯。パーティーの数日前からの買い出しや仕込みを続けての開催でした。メニュー数も多いので、忘れないうちに備忘録を残しておこうと思います。
ちなみに前回のホームパーティーと4品かぶってましたね(メンバーは異なる)。効率性を考えるとやむなし。
前回のホームパーティー備忘録はこちら⇩
【料理】ホームパーティーのメニュー備忘録 2023/4 – がくんち – おとうさんマンの宝箱
冒頭で述べたとおり、今回は9人(子供3人含む)という大所帯。参加者の数名はオーストラリアに所縁があるため、オーストラリアの郷土料理を少し織り交ぜることにしました。ガクもその昔はオーストラリアの永住権保持者だったこともあるので、それなりに食事事情には詳しいです。
小家族の我が家に9人が着席できるようなダイニングテーブルは無いので、ビュッフェ方式にて開催。初参加のメンバーばかりなので、前回(4月)のホームパーティーのメニューもそれなりに流用して組み立てました。
そんなわけで、元コックがホストした2023年7月2日(日曜)のホームパーティーメニューの備忘録です。
テーマは「酒が飲める和洋折衷ビュッフェ」(適当に命名)
水茄子(みずナス)
スーパーで食材を集めると、日によって欲しいものが買えなかったりするので、鮮度との兼ね合いを見ながら数日前から買い出しを始めます。この水ナスはパーティー当日の朝に鮮魚を買いに出かけたスーパーで偶然見つけて衝動買いしたものです。写真は無いのですが、普通に小柄でずんぐりむっくりな形をした茄子です。
皮が薄く水分の含有量が高いのが特徴で、雑味がなくリンゴのような余韻が残る不思議な茄子です。これを生のまま刺身にして、水塩やワサビ醤油や梅肉などで食べるのが美味しい。日本酒と最高に会いますが、今回はワインの用意でした。
ダイスサラダ
ダイス状に刻んだサラダです。レタス、アボカド、ひよこ豆、大豆、チキン、ツナ、きゅうり、チーズ、パプリカが入っていますが、自由に組み合わせができます。燻製マヨネーズを少し入れて風味を立たせ、ペッパーの効いたドレッシングを入れましたが、正直、この手のダイスサラダは、どんなドレッシングでもお酒が進むサラダになります。
牡蠣のオイル漬け(燻製風味)
このオイル漬けは、以前に当ブログで試作&実食検証したメニューで、2ヵ月程前のホームパーティーでも提供しました。(リンク→【料理】牡蠣のオイル漬けを燻製風(燻製ではない)にするとどうなるか – がくんち – おとうさんマンの宝箱)
7月ともなると牡蠣の入手方法がネットスーパーで冷凍牡蠣を購入するくらいしかありませんでした。初めての冷凍牡蠣での調理だったのですが、冬に入手できる無水牡蠣と遜色ない仕上がり。今回のゲスト達も気に入っていただけたようです。
きゅうりの古漬け(きゅうりのキューちゃん)
自家製のきゅうりの古漬けを、きゅうりのキューちゃん風に味付けしたものです。暑くなってきたので、さわやかさを感じるように新生姜を使い、塩分と唐辛子は少な目で酸味が前に出る味付けにしました。娘は相変わらず自家製キューちゃんが大好きで、ガッツリ食べるので母親を心配させていました。
きゅうりの古漬けを作った時の様子はこちら⇩
(リンク→ きゅうりの古漬け – 娘の「きゅうりのキューちゃん」好きと懐かしい思い出 – がくんち – おとうさんマンの宝箱)
アボカドの酢味噌
これも前回のホームパーティーで提供したメニュー。今回は西京味噌と八丁味噌をブレンドしてみました。ゲスト受けは良かったのですが、もう少し西京味噌の割合を高くしたほうが自分の目指した味になったはずだと個人的に反省。ところで、毎回思うのですが、丁度良い食べごろのアボカドを購入するのは難しいですね。最新の注意を払って選んでも、皮を剥く時は毎回ドキドキです。
鯛の昆布締めカルパッチョ
文字通り、昆布締めにした鯛を洋風仕立てでカルパッチョにしています。プレゼンテーションを兼ねて昆布は下に敷いたまま。正直、昆布の味が入るのを止める意味で、敷きっぱなしにはしないほうがいいのですが、だんだん味が変わっていくのも一興かと。
ソースにはとろみの強いバルサミコ酢に黒酢を混ぜて甘さを中和し、オリーブオイルとおろしにんにく、少量の醤油に、微量の塩とやや多めのペッパーで、さっぱりした和洋折衷な味にしています。ちなみに昆布はお酒を塗ってから軽くコンロの火で炙って乾かしたものを使っています。
ちくわの磯部上げ
お子様用のジャンクフード。我が家のお弁当ベストセラー献立の一つです。通常は青のりを天ぷら粉で絡めてシャロ―フライにするのですが、今回はちょっと良い上質のちくわを使ったため、軽めの食感にするために片栗粉にしました(その分もっちり感も出やすいので扱いがやや難しいですけど)。フライパンでぱっとできるのでいいですよね。我が家は通常、油が飛ぶので揚物禁止ですが、シャロ―フライくらいなら大丈夫です。
そぼろあんかけ大根
これも前回のホームパーティーで提供したメニュー。前回はステーキ状にしていましたが、今回は人数が多いので、輪切りの四分の一切れくらいの大きさにして、地鶏りのモモ肉を包丁でミンチにしたそぼろあんをかけました。おでんに近い状態の大根をごま油で焼いて、出汁の効いたそぼろあんをかけたものです。大人も子供も喜んで食べてくれました。肝心の私が食べる前に完売していたので、さぞお気に召していただけたのだと思います。
漬けマグロ
これも本来は子供向けメニューで採用したものです(写真は大人へのおすそ分け)。本マグロの漬け丼に出汁巻き玉子と焼きのりをトッピングしたものを、子供用の食事として出したのですが、大人にもおすそ分けという感じで、余分に買ったキハダマグロ(子供は本マグロ)を漬けにして提供しました。もちろん本マグロはキハダマグロの倍の値段(笑)。そして、その味は子供の舌を裏切りません。
キルパトリック・オイスター
ご存じの方は少ないかもしれませんが、オーストラリアの郷土料理です。ベーコンの動物性脂質とオイスターの動物性脂質がバーベキューソースを媒体にして、舌の上で見事に調和します。オイスターにベーコンとバーベキューソースと初めて聞くと、首をかしげたくなるコンビネーションですよね。でも最高に美味です。
本来は殻付きのオイスターにソースとベーコンをトッピングしてオーブンで焼くのですが、我が家に適当なオーブンが無いのと、冷凍のむき身牡蠣しか購入できなかった関係で少し違う作り方をしました。いわば「キルパトリックオイスターもどき」。
牡蠣をフライパンで軽くバター焼きにしてから、キャセロールに並べてバーベキューソースをかけ、その上にあらかじめ炒めておいたベーコンの細切りをのせてトースターで表面を焼いています。オーブンで焼いた方が香ばしですが、「もどき」でも水分が出すぎなければ十分美味しいです。
ガーリック・シュリンプのレモンバターソース
娘がレモンバターソースを気に入っていて、最近はカジキのムニエルにレモンバターソースという組み合わせをよく食べていました。今回はニンニクと一緒に炒めた海老(ガーリックシュリンプ)にレモンバターソースを絡めてみました。割と一般的な料理だと思います。子供も大人もよく食べてくれましたよ。
鶏モモ肉の西京焼き
前日から西京味噌とみりんと砂糖を合わせて鶏もも肉を漬け込んでいました。子供も食べるので、酒は入れずみりんだけにしています(酒っぽさを減らしている)。これを焦げないように鶏皮の表面の味噌をふき取ってからフライパンにのせ、小さめの中火~弱火で両面をじっくり焼きます。九州の地鶏を使ったのでぷりぷりして美味しかったです。酒も米もすすみますよ。
ロースト・ラム
これも前回提供のメニュー。今回はラムが大好きなメンバーいたので、丁度良いと思って再投入しました。これは元々オーストラリアの郷土料理を意識した献立で、ナツメグと醤油が味付けの中心になっています。オーストラリアにちなんだメンバーが複数名いたのも再投入の理由。
ミネストローネ
鶏ガラ、ブーケガルニ、ネギなその他の野菜から取ったリッチなスープ(ちょっと鶏ガラが小さくてリッチさは足りなかったけど)で作ったミネストローネ。自然の旨味が広がるように、そして子供が食べても心配しなくていいように塩分は控えめにしています。愛嬌で熊の形のショートパスタを入れたのですが、そもそも子供達はミネストローネを食べてなかったようです。夕飯に作るとちゃんと食べてくれるんですけどね。鶏ガラがゴミに出るので、次の「燃えるごみ」の日を気にしながらの献立です。
最後に
さすがに14品は疲れましたね。
久々に長時間キッチンに立っていたので、腰痛という職業病が存在することを思い出しました。大人数で来てくれたのに、ちょっとキッチンに専念しすぎたことが反省点です。準備と片づけを手伝ってくれた妻にも感謝。
ちなみに、今まで数えきれないほどホームパーティの開催や参加をしてきましたが、気まぐれにお品書きのメモを取る程度でほとんど紛失していました。色々とブログ記事に残すようになって、自分自身にとっても便利になりましたよ。
今回のメニューが、どこかの誰かの参考になることがあれば光栄です。
ガク
★がくんち – Gaku’s Base★
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